椿モチーフシルバーリング
椿モチーフの意味
椿はサクラとならんで、日本になじみの深い花です。 開花の時期は、品種によって11月~5月と冬から春にかけて咲く花とされますが、 寒い冬を彩る数少ない冬の花という印象が強いですね。
漢字からすると、「木」ヘンに「春」と書いて「椿」ですから、 春の花の代表とされていたようですが、現在では、 日本の春の代表花がサクラであるならば、 冬の花の代表が椿といえるのではないでしょうか?
子供の頃、寒い通学路や家路の片隅に咲いていた赤い花・・ という記憶がある方も多いのでは? 花の色は赤、ピンク、白に加えて、最近は黄色いものもあるようです。
【椿の花言葉】
椿全体(1月25日の誕生花):「控えめ」「つつしみ深い」「魅力」 白い椿(11月11日の誕生花):「控えめな愛」「理想の濃い」「可憐」 赤い椿(12月10日の誕生花):「高潔な理性」「気取らぬ魅力」
【意味・・邪気払い】
西暦758年に孝謙天皇が邪・悪払いの儀式に使用された椿の杖が残されていることからも、 もともとは邪気を払う聖なる木とされていたようです。
【言い伝え】
椿の花は、花びらが根元部分で融合しているため、花びらが1枚1枚ちっていくのではなく 花の根元からポトリと落ちます。 これを首が落ちるこをと連想させ、武家社会では忌み嫌われていました。 現在でも、病人のお見舞いに椿を持っていくことは縁起が悪いとされています
日本の椿が寒さに耐える可憐な花という印象が強い 一方、 椿の英名は「Camellia(カメリア)」。 「カメリア」というと、某世界的有名ブランドの代表的なモチーフとされている為か、 華やかなイメージです。 椿は日本のみならず、世界各国でも人気の高い花です。 椿の品種は1000種類以上といわれていますが、原種は200程度。 世界各国の園芸愛好家によって、品種改良されてここまで増えたことを 考えれば、その人気の高さがうかがえます。 朝鮮半島南部、中国南部、ヴェトナムにも分布していますが、 最大の原産地は日本で、桜と並び、日本を代表する花と言えますね。
・・・参考文献:花の神話(新紀元社)
※こちらの記事は以前のブログ(2013年1月9日)に記載したものを新ブログに転載しました